【ブンデス第9節プレビュー】今季初弾生まれた堂安、首位レバークーゼンに挑戦

[写真:Getty Images]

前節はフライブルクvsボーフムの日本代表対決が行われ、MF堂安が今季初ゴールをマーク。FW浅野が先制点アシストと両者が結果を残した中、フライブルクが2-1で逆転勝利した。上位陣では首位レバークーゼン(勝ち点22)、2位シュツットガルト(勝ち点21)、3位バイエルン(勝ち点20)、4位ドルトムント(勝ち点20)が揃って勝利し、変動はなかった。迎える第9節、堂安の8位フライブルク(勝ち点13)が首位レバークーゼンに挑む。

前節ボーフム戦では[3-4-2-1]の右シャドーで先発し、26分に打点の高いヘディングシュートで同点弾を挙げた堂安。意外なヘディングでの今季初弾となった中、木曜に行われたヨーロッパリーグ(EL)でも先発した堂安はチームの勝利に貢献した。公式戦連勝としてチーム、個人としても上昇気流の中、首位チーム相手にインパクトを残せるか。

対するレバークーゼン(勝ち点22)は前節ヴォルフスブルク戦を2-1で競り勝ち、リーグ戦4連勝。ELも快勝して無傷の3連勝と勢いが止まらない。シャビ・アロンソ監督の下、充実のサッカーを続けるレバークーゼンが上向きのフライブルクも下すことになるのか。

レバークーゼンを1ポイント差で追うシュツットガルト(勝ち点21)は、6位ホッフェンハイム(勝ち点15)と対戦。シュツットガルトは前節、代表帰りのDF伊藤が途中出場となった中、泥沼のウニオン・ベルリンに3-0で勝利。しかしその試合でここまで14ゴールと大爆発していたFWギラシーが太ももを負傷、数週間の離脱が決まってしまった。得点源を失った中、難敵ホッフェンハイムを下せるか。伊藤は先発復帰予想となっている。

レバークーゼンを2ポイント差で追う3位バイエルン(勝ち点20)は、12位ダルムシュタット(勝ち点7)と対戦。バイエルンは前節、最下位マインツに快勝してレバークーゼンを2ポイント差で追走。そして火曜に行われたチャンピオンズリーグ(CL)では敵地でのガラタサライ戦を守勢の中、3-1で制した。これでグループステージ3連勝と早くも決勝トーナメントが見えてきた中、リーグ戦での連勝を3に伸ばせるか。

バイエルンと同勝ち点で並ぶ4位ドルトムントは、DF長谷部の7位フランクフルト(勝ち点13)と対戦。ドルトムントは前節、ブレーメンに1-0で辛勝。少ない好機をモノにしてMFブラントのメモリアル弾(ブンデス300試合出場)で制した。そして水曜に敵地で行われたCLニューカッスル戦ではMFエンメチャ弾を守り抜いて初勝利とした。チーム状態が上向きな中、同じく公式戦3連勝で良好なチーム状態になりつつあるフランクフルトを下せるか。ELでは途中出場した長谷部に出番が回ってくるかにも注目だ。

金曜には浅野の17位ボーフム(勝ち点4)が登場。今季も残留争いに巻き込まれることがほぼ確実な状態のボーフムだが、最下位マインツ(勝ち点2)との裏天王山を制すことはできるか。FWパシエンシアのスーパーゴールをアシストした浅野には引き続きゴールに絡む活躍を期待だ。

その他、足首の手術を行って数週間の離脱が決まったDF板倉の13位ボルシアMG(勝ち点6)は、11位ハインデンハイム(勝ち点7)と対戦し、負傷が癒え、MF奥川が前節今季初のベンチ入りを果たした10位アウグスブルク(勝ち点8)は、9位ヴォルフスブルク(勝ち点12)と対戦する。

◆ブンデスリーガ第9節
10/27(金)
《27:30》
ボーフムvsマインツ

10/28(土)
《22:30》
シュツットガルトvsホッフェンハイム
アウグスブルクvsヴォルフスブルク
ブレーメンvsウニオン・ベルリン
ボルシアMGvsハイデンハイム
バイエルンvsダルムシュタット
《25:30》
ライプツィヒvsケルン

10/29(日)
《23:30》
フランクフルトvsドルトムント
《25:30》
レバークーゼンvsフライブルク

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