交通事故「50代が危ない!」 都内で死者増、警視庁が啓発

JR品川駅で開かれた交通安全イベントに参加する望月理恵さん(右)=27日午前

 今年1~9月に東京都内で起きた交通事故で50代の死者が増加しているとして、警視庁は27日、JR品川駅で「50代が危ない!」と呼びかける交通安全イベントを開いた。バイクで通勤中の事故が多く、フリーアナウンサーの望月理恵さん(51)を招き、行き交う会社員らに事故防止を啓発した。

 交通総務課によると、都内の交通事故の死者は9月末までで91人(昨年同時期より1人増)。50代は年代別で最も多い22人(同7人増)で4分の1を占め、うちバイクやミニバイクの運転中が半分の11人だった。警視庁はコロナ禍を受けた通勤手段の変化が背景にあるとみている。

 27日は駅改札近くで望月さんらが通行人に注意喚起した。

© 一般社団法人共同通信社