結城産業が破産へ 負債6億円

破産情報

帝国データバンク水戸支店は27日、砂利・砂採取の結城産業(茨城県結城市久保田)が、水戸地裁下妻支部から破産開始手続き決定を受けたと発表した。18日付。負債は約6億円の見込み。

同社は1967年設立。結城市や栃木県小山市などの鬼怒川沿いの採取場から砂利や砂を採取し、自社の生産設備で加工後、生コンクリートの骨材として得意先に納品。2001年4月期には売上高約3億9800万円を計上していた。

11年以降、台風に伴う河川の氾濫で機械設備や製品が被害を受け、経営状態が一転。21年4月期は同約1億6500万円に後退した。採取場跡地を産廃最終処分場にして経営再建を目指したが、資金が続かず事業継続を断念した。

© 株式会社茨城新聞社