飼育員死亡のサファリ28日再開 ライオンのおり閉鎖確認を徹底

福島県二本松市の動物園「東北サファリパーク」=9月

 男性飼育員がライオンに襲われ死亡する事故が9月に起き、休園している福島県二本松市の動物園「東北サファリパーク」は27日、営業を28日に再開するとホームページで発表した。おりの閉鎖確認の徹底、給餌方法の見直しといった再発防止策を県に提出しており、県担当者は27日、実効性を確認するため立ち入り調査した。

 園の説明では、事故は9月28日午後3時25分ごろ、餌でライオンをおりへ誘導するさなかに発生。飼育員通路につながる扉の閉め忘れがあり、飼育員がおりの中に引きずり込まれた。

 県によると、再発防止策には、ライオンの誘導時におりの扉を開けず、格子の隙間から餌を差し入れるなどの方法が盛り込まれた。

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