28日に札幌ドームで行われるJ1札幌―横浜FC戦(午後1時)で、四方田修平監督(50)の札幌初凱旋を記念した特別冊子が配布される。通算23季札幌で指導に携わった指揮官は、古巣の温かい歓迎に「楽しみにして来てくれる方がいるというのはありがたいし、嬉しい」と目尻を下げた。
四方田監督は1999年から札幌でのキャリアをスタート。育成年代の監督などを歴任し、2015年途中から17年までトップチームの指揮を執った。特別冊子は足跡を振り返りながらサッカー人としての魅力を伝える内容で、先着2万人に配られるという。
18年からはヘッドコーチとしてペトロビッチ監督を支えており、特別な感情はもちろんある。だが、「平常心で。自分たちが生き残ることだけを考えたい」と四方田監督。残留に向け勝ち点3が求められる状況とあって感慨に浸っているわけにはいかない。
札幌は後半戦わずか1勝と苦しむが攻撃的スタイルは健在で、四方田監督は「内容的にはいいゲームをずっとしているし、札幌ドームでのコンサドーレに勝つのは簡単なことではないので楽観せずにやれることに集中したい」と闘志を燃やした。