ガザ中学生「また日本に」 広島の若者とオンライン対話

パレスチナ自治区ガザの中学生とオンラインで対話する武田高の生徒ら=27日午後、広島県東広島市

 今月上旬平和交流で広島を訪れたパレスチナ自治区ガザの中学生3人が27日、滞在時に会った私立武田高の生徒とオンラインで対話した。3人はイスラエルとの武力衝突によりヨルダンに足止めされ、現地で学校に通っている。「離れていても心はずっと一緒だよ」と励まされ「また日本に行きたい」と応じた。

 武田高1~3年の生徒17人が参加し、ファディ・アリさんら3人が画面に映ると歓声が上がった。3人は英語で応援のメッセージを伝えられると笑顔に。生徒のフルート演奏を静かに聞き入り、涙をぬぐった。

 3年の大田彩愛さんは「彼らの苦しみの全部は分からなくても、私たちは味方。その思いを伝えたかった」と話した。

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