児童は20m以上飛ばされたか 現場付近で緊急の取り締まり 下校中の3人が車にはねられ 1人重体=浜松市

10月26日、浜松市で下校中の児童3人が車にはねられた事故で、1人は20mほど飛ばされていたことが分かりました。警察は現場付近で緊急の取り締まりを実施するなど、事故防止への対応を進めています。

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約24時間前、小学生3人がはねられた現場近くで27日、警察が実施したのはスピード違反の取り締まりです。

この事故は、26日午後2時半ごろ、浜松市南区若林町の市道で、軽乗用車が下校中に路側帯の内側を歩いていた小学2年生3人を後ろからはねたものです。

<伊部桜輔カメラマン>
「車の前の部分が割れていて、フロントガラスにもひびが確認できます」

はねられた3人のうち1人は、20m以上飛ばされたとみられ、1人が意識不明の重体、2人が重傷です。

警察は軽乗用車を運転していた無職の男(75)を過失運転傷害の疑いで現行犯逮捕しました。男は2023年3月に免許を更新したばかりで、事故当時、蛇行運転などは確認されなかったということです。

<容疑者を知る人>
「普通の人ですよ。何も変わったことがあるわけはないし、悪いうわさはないしね」

<野田栞里記者>
「車は西から東に走っていたということです。この道路、夕方ということもあって交通量も多い印象です」

近所の人たちは、現場付近で普段からスピードを出す車も多いうえ、路側帯が狭く危険を感じることがあったと証言します。

<中学2年生>
「少し事故があった所で歩いていた時に、ちょっと車が近かった時にぶつかりそうで怖かった」

警察は事故が起きた原因を調べる一方、車を運転する際は気を引き締めてほしいと注意を呼び掛けています。

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