富士山望む絶景ハイキングコース周辺でクマ目撃相次ぐ 2日で3件 静岡市が注意を呼びかけ

静岡市清水区のさった峠でクマの目撃情報が相次ぎ、市が注意を呼び掛けています。

静岡市によりますと、クマが目撃されたのは、さった峠ハイキングコース周辺で、10月25日に1件、26日に2件です。

クマを目撃したという情報と、大型の黒い動物を目撃したという情報で、いずれも登山者が見つけました。

登山者からは、由比地区にある国登録有形文化財の小池邸の管理者に話があったり、興津交番に電話があったりして、それぞれから27日夕方、市に情報提供があったということです。

今のところ、被害の報告はありません。

クマが目撃された場所は、崩落で通行止めとなったハイキングコースの、う回路の道路などで、500mほど離れた場所に4軒の住宅があります。

市は、現場周辺の自治会や警察、県などに連絡するとともに、市の公式SNSでクマへの注意を呼びかけています。

また、28日早朝には注意看板を設置し、同報無線で注意を呼びかけるなどする予定です。

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