「日光ナンバー」デザイン案に5作品 住民調査で最終候補決定 日光・塩谷の全世帯対象

中禅寺湖と男体山をデザイン

 【日光・塩谷】市と町が2025年5月の導入を目指す自動車のご当地ナンバー「日光ナンバー」のデザイン案5作品が27日までに、決まった。両市町は全世帯を対象にアンケートを実施し、5作品の中から国交省に提案する最終候補1点を絞り込む。

 8~9月に図柄入りナンバープレートのデザイン案を募集したところ、46作品の応募があった。この中から日光ナンバー協議会の審査を経て、男体山や国宝「陽明門」、市や町の花、鳥をデザイン化した5作品が選定された。

 アンケートは、10月現在で市3万6538世帯、町4035世帯の全計4万573世帯を対象に実施する。市町に在住していることが条件で、世帯の家族全員が応募できる。

 締め切りは11月24日。ウェブかファクス、各行政センター、地区センター、出張所などへ持参する。アンケート結果から選定された1作品を参考に、12月には最終デザインを決め、国に提案する。

 粉川昭一(こなかわしょういち)市長は24日の定例記者会見で「どの作品も日光と塩谷のいいところを捉えている。愛着のあるナンバープレートにし、動く広告塔として全国各地に出かけてもらいたい」と話した。

 (問)日光ナンバー導入協議会事務局(日光市総合政策課)0288.21.5131。

男体山と清流を背景に、市と町の花、鳥をデザイン
塩谷町の伝統産業のしめ縄と陽明門をデザイン
市と町の花、市の鳥をデザイン
尚仁沢湧水と陽明門、紅葉をデザイン

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