妙高、錦秋に染まる 〝紅葉の回廊〟空中散歩 3施設ゴンドラ運行

〝紅葉の回廊〟を進むゴンドラ。片道15分の天空遊覧を楽しめる(妙高杉ノ原ゴンドラ)

上越地域では日増しに秋が深まり、山間部の紅葉が見頃を迎えている。妙高市の妙高杉ノ原スキー場(杉野沢)、妙高高原スカイケーブル(田切)、ロッテアライリゾート(両善寺)の3施設は現在、ゴンドラリフトを運行中。空中散歩を楽しみながら、細密画のように彩られた妙高の秋色を満喫できる。

■妙高杉ノ原ゴンドラ

このうち妙高杉ノ原スキー場「妙高杉ノ原ゴンドラ」は11月5日まで秋期運行している。全長3074メートル、〝紅葉の回廊〟を天空遊覧する。紅葉が桜のように葉を落とし、はらはらと舞う光景は見とれる美しさ。

山頂駅(標高1489メートル)には約15分で到着する。展望広場からは正面に野尻湖が広がり、信越の山々、雲海を一望。晴天の日は遠く富士山まで見えるという。

27日は平日ながら、多くの家族連れらが来訪。母親と2人、1泊2日の家族旅行で立ち寄った埼玉県熊谷市の女性(43)は「妙高は春に赤倉を訪れ2回目。こんなに素晴らしい場所があるとは。以前、行ったことのあるカナダの風景に似ている」と感激を話していた。

■いもり池周辺

赤と黄色のまだら模様は山麓まで駆け下り、いもり池周辺も秋の風情に包まれている。行楽客は雲間に顔を出し、水面に映る妙高山を写真に収めていた。

秋の風情に包まれたいもり池周辺

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