「この経験は絶対にプラスに」下家秀琉は初海外のコースに苦戦

下家秀琉はオーストラリアの難コースに苦戦した(撮影/内山孝志朗)

◇アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権 2日目(27日)◇ロイヤルメルボルンGC(オーストラリア)◇7055yd(パー71)

初日85位からの巻き返しを狙って出た下家秀琉(しもけ・すぐる/大阪学院大4年)だったが、天候に恵まれた2日目もオーストラリアの難コースを相手に苦しんだ。

初日は強風や硬いグリーンに対応しきれず「81」と出遅れた。「きのうもめちゃくちゃ打っちゃったんで、絶対に悔いの残らない結果にしようと思って気持ちを切り替えた」。3バーディを奪ったこの日は、8番で2打目をグリーン奥のブッシュに打ち込みトリプルボギーをたたくなど「77」で終えた。

反省と収穫を日本に持ち帰る(撮影/内山孝志朗)

「これが自分の実力かなっていう感じ。でも、もうちょっとやれたと思う。いつもだったらすぐ取り返せるけど、このコースは取り返せない。こういうところで取り返せる人が上位に来るのかな」と悔しさをにじませた。

「こんなに難しいと思ったのは初めて。コースは難しいし、グリーンも難しい」。人生初となる海外での試合は予選落ちに終わったが、収穫も確かにある。「ここで自分のゴルフをもう一回見直させられるようなコースだった。たぶん全部だと思うけど、またゆっくり考え直したい」とさらなる成長を誓った。

この経験を次につなげる(撮影/内山孝志朗)

11月にはセカンドQT(11月14日~/熊本・くまもと中央CC)の受験も控えている。「気持ちの面とかは一回リセットして、次に向けて練習したい。この経験は絶対にプラスになる」と力強く話した。(オーストラリア・メルボルン/内山孝志朗)

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン