日本一までマジック「7」タイガースにエール 商店街に響く「六甲おろし」悲願の瞬間心待ちに 兵庫・尼崎

日本シリーズ仕様に張り替えられた尼崎中央三丁目商店街のボード=尼崎市神田中通3

 プロ野球日本シリーズ開幕を翌日に控えた27日、「日本一早いマジック点灯」を実施している尼崎中央三丁目商店街(兵庫県尼崎市)で、アーケードに掲げているボードを日本シリーズ仕様にした。試合数と同じマジックナンバー「7」が点灯し、阪神タイガースファンらは「六甲おろし」を熱唱して士気を高めた。

 阪神にエールを送ろうと2002年に同商店街振興組合がアーケードにオリジナルボードを設置。開幕前から残り試合数「143」を掲示し、気が遠くなるようなカウントダウンを続けてきた。今年、18年ぶりにセ・リーグ制覇を果たし、ボードの数字はついに「0」になった。

 この日は日本シリーズの文字とともにマジック「7」が貼られた。同振興組合の寺井利一理事長(62)は「リーグ優勝後は商店街が昭和の頃のように人であふれた。日本一になったら優勝セールでもっと町を盛り上げたい」と悲願の瞬間を心待ちにしていた。(池田大介)

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