性別は?大きさは? 河北の寒河江川でサケの釣獲調査

寒河江川を遡上するサケを釣る参加者=河北町

 寒河江川を遡上(そじょう)するサケの実態を調査する釣獲調査が、河北町溝延の溝延橋下流で行われている。今年は海水温が高いためか遡上が遅れ、釣獲数も昨年より少ないという。27日は関東地方などから約30人が訪れ、午前6時からさおを振るい、70センチ前後のサケを次々と釣り上げていた。

 最上川第二漁業協同組合、寒河江市、河北町でつくる寒河江川鮭(さけ)有効利用調査委員会が参加者を募集して行っており、性別、大きさ、数などを調べ、雌から採取した卵をふ化放流事業に活用している。雄は1人3匹まで持ち帰ることができる。

 仙台市から参加した会社員竹田正さん(55)は「今年は魚体がきれい」と話し、福島県白河市の会社員和知(わち)恒春さん(60)は「強烈な引きが魅力。みりん干しにして味わう」と笑顔だった。

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