バイエルンに所属するドイツ代表GKマヌエル・ノイアーが、今週末のブンデスリーガの試合でいよいよ戦列に復帰する予定だという。イギリス『BBC』電子版が伝えている。
ノイアーは昨年のカタール・ワールドカップでドイツ代表がグループステージ敗退を喫した後、休暇中にスキーをしていた際に右足の下腿部を骨折。手術を受けてリハビリを続けていたが、合併症を発症させるなどの影響により、回復が遅れていた。
9月下旬にはチームのトレーニングに復帰していたが、ここまで10カ月以上にわたって試合欠場が続いていた。
バイエルンは10月29日にホームでリーグ第9節ダルムシュタット戦を戦うが、この試合でノイアーが先発に復帰する可能性が高いという。バイエルンを率いるトーマス・トゥヘル監督は、前日の会見で次のように語っている。
「トレーニングですべてがうまくいけば、彼(ノイアー)は明日プレーするだろう。彼はそれを楽しみにしているし、我々も同様だ。これは本当に特別な状況だ。彼の興奮が伝わってくるし、彼のクオリティーは誰もが分かっている。豊富な経験も持っている」
「彼は今の状況を楽しんでいる。自分自身に誇りを持っている。彼にとってのパワーの源になるはずなので、彼にはこの瞬間を楽しんでほしい。私たちは彼がすぐにトップフォームを取り戻し、すべてがうまくいくことを願っている」
ノイアーの長期離脱を受け、バイエルンは1月にボルシアMGからスイス代表GKヤン・ゾマーを獲得して昨シーズン後半戦を過ごした。そのゾマーが今夏にインテルに移籍したため、今シーズンのここまではドイツ代表GKスヴェン・ウルライヒが守護神を務めていた。
バイエルンは第8節終了時点でレヴァークーゼン、シュトゥットガルトに次いで3位につけている。ノイアーの復帰が今後への起爆剤となるか。