「やまがた雪未来国スポ」へカウントダウン 山形工高がボード製作公開

カウントダウンボードを製作する生徒=山形市・山形工業高

 来年2月に本県で開かれる第78回国民スポーツ大会冬季大会スキー競技会「やまがた雪未来国スポ」を盛り上げようと、工業系の県内7高校の生徒がカウントダウンボードを製作している。27日は山形市の山形工業高(高橋良治校長)が作業を公開した。各校とも11月13日にお披露目予定で、大会会場となる山形、上山の両市と、最上町の公共施設や駅などに設置する。

 未来のものづくりを担う高校生の技術力と創造力を知ってもらい、大会の機運醸成につなげようと県が企画した。

 同校では、3年生12人が県庁に設置するボードの製作に取り組む。縦1.8メートル、横3.6メートルに、蔵王の雪景色をイメージした樹氷とともに、サクランボや「はながたベニちゃん」などのご当地キャラクターを描き、開幕までの残り日数を、生徒がプログラムを組んだ電光掲示板で示す。

 この日は建築科の生徒6人が作業を行い、ボードを補強するアルミ複合板を上部に貼り付けた。草刈伊吹さん(17)は「カウントダウンが進むにつれて県民が盛り上がってくれたらうれしい」と話した。

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