「ボクシングは本当に難しかった」三吉彩花が“本気の肉体改造”『ナックルガール』過酷なトレーニングの裏側を公開

『ナックルガール』©︎2023 Amazon Content Services LLC or its Affiliates

『梨泰院クラス』などで知られる韓国の企業「Kakao」発の大人気Webコミックが原作、日本のAmazonスタジオと韓国の映画制作会社「Kross Pictures(クロスピクチャーズ)」による日韓共同制作作品『ナックルガール』が、11月2日(木)よりPrime Video(プライムビデオ)にて世界独占配信される。このたび、ナックル一つで命を懸けた闘いに果敢に挑む若き女性ボクサー・橘蘭を演じた三吉彩花の過酷なトレーニングの軌跡を映したメイキング入り特別映像が解禁となった。

“戦闘モード全開”本格クライム・アクション

本作は、チャン監督やアクション監督のチェ・ボンロクをはじめ新進気鋭の韓国のクリエイター陣と、豪華日本俳優陣がタッグを組んだ日韓共同プロジェクト。

将来有望志される女性ボクサーの橘蘭は、ある日突然、大切な妹が失踪し、自殺したと警察からの知らせを受ける…蘭は、警察の検視結果を信じることができず、独自の調査を開始—、ある日手に入れた監視カメラの映像から妹がまだ生きていることを確信する。やがて辿り着いたのは、容赦なく人を痛めつける二階堂やそのボスである白石が取り仕切る、巨大な犯罪組織とルール無用のコロッセオ、GARAGE(ガレージ)と呼ばれる無法地帯。人を死に至らしめるほどの暴力が横行する犯罪組織に、「何が何でも絶対闘う」と決意。元恋人の神谷、頭脳明晰な天才ハッカー・成瀬と協力しながら、大切なグローブを外し、ナックル一つで妹を救うべく命をかけた闘いに挑んでゆく—。

過酷なトレーニングの軌跡を映したメイキング映像

映像には、三吉の半年間に渡る血のにじむような努力の裏側が映し出されている。橘蘭は、駆け出しの女性ボクサーという役どころ。本物のボクサーに見えることが重要だと考えたチャン監督は、「(三吉さんに)ボクシングを染み込ませるのが最初の課題だと思いました。すべての行動にその要素が必要です」と話しており、三吉は、出演が決定した時から撮影開始にむけて、すぐにトレーニングを始め、徹底的な肉体改造を行い蘭役に挑んだ。

「ボクシングは本当に難しかった」

三吉が行ったトレーニングは、基礎的な腕立て伏せをはじめ縄跳びや腹筋、走り込みに始まり、ボクシングの基礎となるシャドーボクシングや実際にグローブをはめて相手にパンチを当てる練習などの数々を経て、本物のボクサーの動きを体に染み込ませていった。

酷な練習に挑んだ三吉は、「ボクシングは本当に難しかったです。半年くらいやった私がプロに見えるように芝居でも見せていかなきゃいけないという所がものすごく大変で難しかったし、悔しいとか辛いとか。でもだんだん打たれていって、こういう感覚なんだっていうのが分かってくると、自分の気持ちにもだんだん火がついてきて。じゃあ蘭としてはこういうフォームがいいのかなとか、燃え上がる感じというか味わったことのない感覚だったので面白かったですね」と振り返っている。

蘭と対戦するライバルボクサー役を、日本女子フェザー級1位のプロボクサー藤原茜が演じており、実際にリングの上で対峙した三吉について藤原は、「めちゃくちゃ頑張り屋さん。パンチがどんどん強くなるし、後半は痛いなと思いながら受けていたんですけど、本当にすごい毎日毎日努力してボクサーでいようとしている感じがすごいなと思いました」と大絶賛。

そんな三吉は、ボクシングのシーンだけでなく、本格アクションにも挑戦。一人で何人もの男たちを一気になぎ倒していくアクションや、現役プロレスラーの納谷幸男演じる鬼頭との殴り合いのシーンなど、壮絶なリアルなアクションシーンを演じている。安全性に配慮しながら、怪我をしないような受け身の練習や、アクションの動きを体に記憶させ、ワイヤーを着け、襲い来る敵から逃げるために高い場所から飛び降りるという難しいシーンにも挑戦、アクション女優としての才能を開花させた。

過酷な撮影を乗り切った三吉は、「結構ギリギリでしたね、自分の中では。集中がすごい画面に表れていたらいいなと思います。でも自分の俳優のキャリアとしてもすごく残る作品になった気がします」と明かし、演技を超えた本気の闘いを見せている。

『ナックルガール』は11月2日(木)よりPrime Videoにて世界独占配信開始

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