神埼の町、バルーンで一望 市子どもまつりで搭乗体験

バルーン搭乗体験を楽しむ家族連れ=神埼市中央公園グラウンド

 佐賀県内の経営者らでつくるボランティア団体「佐賀キワニスクラブ」(大嶋公子会長、23人)が22日、「神埼市子どもまつり」でバルーンの搭乗体験を開いた。50組の家族連れが「空の散歩」を楽しみ歓声を上げた。

 子ども向けの奉仕活動を行っており、搭乗体験を開くのは5回目。障害者施設を訪問しているビーバーバルーンクラブ(鶴崎伸一会長)が協力した。

 係留されたバルーンでバーナーがたかれると、高さ20メートルまでふわりと浮上した。神埼の町を一望した親子は「すごいね」「きれい」と笑顔を見せた。バスケットの隙間から外をこわごわのぞき見る幼児もいた。

 仁比山保育園年少の富﨑藍ちゃんは「遠くに吉野ケ里遺跡や気球が見えた。『ゴー』というバーナーの音がちょっと怖かったけれど、また乗りたい」と初搭乗を楽しんだ様子だった。大嶋会長は「新型コロナウイルス感染症の拡大でしばらく開けなかった。子どもの笑顔にこちらが元気をもらった」と感想を話した。(大田浩司)

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