関西佐賀県人会がふるさと満喫 30人、県内巡るバスツアー

「謎のエリア」の発掘現場で、神埼市の担当者(手前)から説明を受ける参加者=神埼市郡の吉野ケ里歴史公園

 関西佐賀県人会(八田信男会長)の会員らが21~23日、バスツアーで佐賀県内を巡った。吉野ケ里歴史公園(神埼市郡)をはじめ祐徳稲荷神社(鹿島市)や曳山展示場(唐津市)などを訪れ、県内観光を満喫した。

 ふるさとの魅力を再発見しようとツアーを企画し、会員や家族、友人など約30人が参加した。吉野ケ里歴史公園では神埼市の担当者から説明を受けなが遺跡を歩き、北墳丘墓西側の「謎のエリア」では注目を集める石棺墓(せっかんぼ)を観察したり、写真を撮ったりしていた。

 八田会長は「謎のエリアは全国的にも報じられ、皆さんが楽しみにしていた。これから何か出てくるかもしれないというわくわく感を持ち帰ってほしい」と話した。18歳まで神埼市に住んでいた兵庫県の松木義昭さん(77)は「郷里の遺跡に触れて、豊かな自然を感じられてとても楽しかった」と笑顔を見せた。(樋口絢乃)

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