今季ワーストタイ“79” 渋野日向子はダブルボギー4つに「ボロボロだった」

厳しいゴルフが続く渋野日向子(撮影/谷口愛純)

◇米国女子◇メイバンク選手権 3日目(28日)◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6596yd(パー72)

最終ホールで獲ったバーディに、グリーンサイドのファンから声援を受けたが表情は硬かった。30位から出た渋野日向子は3バーディ、2ボギー4ダブルボギーと崩れ、通算3オーバー69位に後退した。

ボギーが先に出た3番(撮影/谷口愛純)

「79」のスコアは、7月「全米女子オープン」の第2ラウンドなどに並ぶ今季ワースト。「ボロボロだった」と言葉を残した。

初日、2日目と80%超だったパーオン率が、この日は50%に留まった。ショットに苦戦し、3番(パー5)でボギーが先行。ティショットを左のバンカーに入れ、2打目でフェアウェイに出したが、3打目もグリーンに乗らず右のラフにこぼした。アプローチの4打目は傾斜に当たりカラーでストップ。5打目もカップをかすめ、5オン1パットで後退した。

4番のパー3は第1打を3m弱に落としたが、決めきれずにパー。返しの1mを沈めると、グリーンを下りながら肩を落とした。7番は2打目がバンカーにつかまり、3打目で出せずに4オン2パットのダブルボギー。

4ストローク落として迎えた後半、10番でこの日最初のバーディを奪うも、悪い流れを断ち切れなかった。11番(パー3)、16番、17番とダブルボギーを叩き、通算3オーバーでホールアウト。年間ポイントレースの暫定順位は、第3ラウンドを終え83位と来季シード(上位80位)圏外に後退した。

「早く寝て、頑張ります」と話し、応援するファンへのサイン対応を行ったあと、クラブハウスに引き上げた。(マレーシア・クアラルンプール/谷口愛純)

リディア・コーと同組でプレー(撮影/谷口愛純)
なかなかチャンスが作れない(撮影/谷口愛純)

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