マンチェスター・シティ、今節のダービーマッチに向けファンに警告を送る

写真:サー・ボビー・チャールトン氏は10月21日に逝去した ©Getty Images

マンチェスター・シティは、10月29日に行われるプレミアリーグ第10節、マンチェスター・ユナイテッドとのダービーマッチに向けて、サポーターに警告を送った。イギリス『ザ・ガーディアン』電子版が伝えている。

この試合では、10月21日に死去したマンチェスター・ユナイテッドのレジェンド、サー・ボビー・チャールトン氏への哀悼の意を示すべく、試合前に1分間の拍手が贈られる予定となっている。マンチェスター・シティは、このセレモニーに対してファンが不正な行為を働いた場合は入場禁止処分を科し、警察にも通報すると警告した。

チャールトン氏の訃報が伝えられた時、マンチェスター・シティはホームでブライトンと対戦していた。この試合ではマンチェスター・シティのレジェンドであり、10月2日に亡くなったフランシス・リー氏に敬意を示して拍手を贈るセレモニーが試合前に行われたが、試合中にチャールトン氏の訃報が伝えられた後、スタジアム内のコンコース部分でチャールトン氏を中傷するようなチャントを歌ったファンがいたことが伝えられている。

これを受けてマンチェスター・シティはグレーター・マンチェスター警察(GMP)とともにスタジアム内の防犯カメラの映像解析を進め、17歳の少年を逮捕し公序良俗違反の罪で起訴した。また、別の14歳の少年についても事情聴取を行っており、クラブ側はこの2人に対して全試合への入場禁止処分を通達。ジョゼップ・グアルディオラ監督も、入場禁止処分となった2人の少年について「彼らは我々を代表していない」と非難した。

さらに、マンチェスター・シティは今回のダービーマッチのチケット購入者に向けて、メールで次のように警告を送ったという。

「我々はすべての不適切な行為、虐待的な行為を非難する。そのような行為をしていることが判明した場合、スタジアムへの入場禁止が科せられ、GMPに通報されることになる」

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