瀬戸大橋をクラシックカーでパレードする「瀬戸大橋ビッグラン」(実行委主催)が28日、倉敷市児島地区を発着点に開かれた。開通35周年を記念して企画され、岡山県内外から集まった47台の車列が節目を飾った。
県内をはじめ、広島、鳥取県などから約80人が参加。三菱自動車初の量産乗用車「三菱500」(1962年式)、オープンカーの「ホンダS600」(64年式)、「ポルシェ911」(70年式)といった国内外の名車を連ね、瀬戸中央自動車道の児島インターと坂出北インターの間を往復した。
地場繊維産業のPRにも貢献しようと、参加者はデニムファッションに身を包んで運転。秋晴れの瀬戸大橋を列をなして走り、途中の与島パーキングエリア(坂出市)では参加者同士が愛車の写真を撮り合って交流した。
川崎市から夫婦で参加した男性(86)は「瀬戸大橋のロケーションは素晴らしい。快適に運転できた」と喜んでいた。
同イベントは瀬戸大橋が開通した1988年を皮切りに、ほぼ5年ごとに開催している。