シニアの祭典「ねんりんピック」開幕 マラソン・鈴木健吾が炬火灯す

60歳以上の人たちを中心としたスポーツと文化の祭典「ねんりんピック」が、愛媛県で28日開幕しました。

28午前、愛媛県松山市のニンジニアスタジアムで行われた「ねんりんピック」の開会式では、選手たちが都道府県ごとに入場行進しました。そして、三笠宮家の彬子さまがおことばを述べられました。

(三笠宮家 彬子さま)
「お年を召されても、思いを傾けられるものをお持ちであるということが、何より長寿の秘けつなのではないかと感じております」

このあと「炬火(きょか)」が会場に運び込まれ、94歳でラグビー競技に出場する中野安博さんや、マラソンの鈴木健吾選手に繋がれて灯されました。そして、選手団を代表して水泳競技に出場する熊谷治さんらが大会宣言を行いました。

「ねんりんピック」は愛媛県内20市町を舞台に4日間の日程で29種目が行われます。

ところで、秋田県の佐竹知事が、愛媛特産の「じゃこ天」を「貧乏くさい」と発言したことに波紋が広がる中、秋田県の選手代表が入場行進の際「きりたんぽとじゃこ天のコラボを目指したい」と宣言。中村知事が開会あいさつでユーモアで返しました。

(中村時広知事)
「今、全国的にも注目を集めています『じゃこ天』も、ぜひお楽しみ頂ければと思います」

会場は和やかな雰囲気に包まれました。

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