女子は文星女V4 男子2年ぶり那須拓陽 栃木県高校駅伝

 12月の都大路への切符をかけた栃木県高校駅伝が28日、佐野市で行われました。

 女子は5区間21.0975キロで行われ、8チームが出場しました(合同チーム1)。4連覇を狙う宇都宮文星女子は1区で8月の関東高校選抜新人大会3000m2位の1年生、松本瑠莉が残り700mでスパートをかけ、ライバル那須拓陽に18秒差をつけます。

 たすきを受けた2区人見、3区塚原も1年生。塚原は「仲間とたすきをつなげてうれしかった」と話し、2人とも区間賞の走りでさらに差を広げます。

 4区では2年生の枝野光里が区間新記録の走りを披露。5区アンカーの3年生、粕谷雫も盤石の走りで2位の那須拓陽に4分20秒の差をつけ、宇都宮文星女子が4連覇(優勝は6回目)を果たしました。

 7区間42.195キロで行われ11チーム(合同チーム1)が参加した男子は、1区で連覇を狙う佐野日大と2年ぶりの優勝を目指す那須拓陽などが5キロ付近まで集団を作ります。

 1区6キロ手前で那須拓陽3年の宮本大心が「落ち着いて走りを切り替えた」と一気に突き放し、2位に40秒差をつけて2区にたすきを渡すと、最後の県大会で初めてメンバー入りした本橋大希が粘りの走りでつなぎます。

 那須拓陽は、2位作新学院に4分23秒の差をつけ圧勝。連覇を狙った佐野日大は3位でした。(那須拓陽は2年ぶり13回目優勝)

 全国高校駅伝は12月24日に京都、たけびしスタジアム京都を発着点に開かれます。

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