川崎でハロウィーンイベント「復活」 親子で飲食やダンス堪能、29日も開催

「トリックオアトリート!」のかけ声でお菓子をもらってご満悦の子どもたち=28日、JR川崎駅東口のルフロン前広場

 JR川崎駅東口のルフロン前広場で28日、ハロウィーンイベントが開催され、大人も子どもも一緒になって秋の催しを楽しんだ。ラテン系のミュージックが流れるステージイベントでは飲みながら食べながらダンスに身を揺らし、盛り上がった。29日も開催される。

 同駅周辺ではかつて大規模なハロウィーンイベントが開催されてきたが、新型コロナウイルス禍の影響もあって2021年に終了。今回のイベントを主催する「川崎祭り実行委員会」の代表、麻生達也さん(49)は「コロナ禍もだいぶ落ち着いてきて、何か楽しいイベントはできないかと考えていた。川崎に根付いている『ハロウィーン』で大人も子どもも一緒に祭りを楽しみたい」と話していた。

 広場には4台のキッチンカー、11台のテントが集まり、ラテン系の食事やお酒、ドリンクが売り出され、独特の香りが祭りをもり立てた。

 ダンスミュージックに体を揺らしていた飯田一憲さん(39)=横浜市鶴見区=は「こういうのがあると出かけるところがあっていいですね」と笑顔。アナ雪のドレスに身を包み、レゲエのリズムでステップを踏んでいた娘の葵唯(れい)ちゃん(3)は「ダンスが好き。お菓子ももらえて楽しい」とうなずいていた。

 同実行委ではハロウィーンに続いて、同広場で11月23~26日にも「川崎ビール祭り」、12月22~24日には「川崎日本酒日和」と銘打ったイベントを開催する。

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