与田祐希が倉悠貴に強烈ビンタ コワモテ不良にもひるまず一喝する姿 「OUT」本編映像

2023年11月17日より劇場公開される、累計発行部数が650万部を超える同名コミックを、品川ヒロシの監督・脚本で実写映画化した「OUT」から、与田祐希(乃木坂46)演じる千紘が出演するシーンの、本編映像が公開された。

ボウリング場「アイビーボウル」に連れられてきた達也(倉悠貴)と「斬人」のメンバーが初めて出会い、血気盛んな彼らは一触即発の危機に陥る。「斬人」メンバーVS井口達也のケンカがいままさに始まろうとした瞬間、「はーい。そこまで!」とたった一言でその場を収める千紘。全員が千紘に頭を下げてあいさつをする中、「斬人」総長の丹沢も千紘に駆け寄り、ご機嫌をうかがう。冷酷な一面も持ち合わせ、圧倒的強さを誇る「斬人」総長も千紘の姿にタジタジで、総長たる威厳はみじんもない。しかし達也はそんな様子を意に介さず、突然割り込んできた千紘に突っかかっていく。「男のケンカに口出しすんな」とすごまれても、千紘の強気な態度と迫力は逆に増していくばかりで、「なめられたまま生きていくのは無理」とむちゃなケンカに死ぬ気で挑もうとしていた達也に対し、強烈なビンタをお見舞いする。

本作で与田が演じるのは、ケンカで強さを見せつけることしか頭になかった達也の心を変えるヒロインの皆川千紘役。丹沢敦司(醍醐虎汰朗)が7代目総長を務める暴走族「斬人」の5代目総長・皆川状介の妹で、千葉のあらゆる暴走族がたまり場として利用するアイビーボウルというボウリング場でバイトをしている。かつて、アイビーボウル周辺では西千葉近郊の4大暴走族「愚狼」「斬人」「阿修羅」「SID」が入り乱れる大抗争「狂命戦争」が勃発し、数人の死者を出す大惨事が起こっていた。千紘の兄・状介もその抗争で命を落としていたのだった。この凄惨(せいさん)な事件をきっかけに4大勢力はアイビーボウルでの“もめごと禁止”という不戦協定を結んだのだが、千紘はあえて、つらい過去の詰まったアイビーボウルでバイトを始め、もめそうな連中を見つけては止めに入る“抑止力”としての役割を担っている。

優しさと悲しさを怒りという形で表現しつつ、札付きの不良たちに囲まれても怯まずぶつかっていく千紘役を体現した与田祐希。品川監督も最初は「どちらか言うと天然でポワッとしているから、ヤンキーの役なんかできるのかな?って心配していたんです」と告白するが、「でも、ホン(台本)読みのときの千紘になりきった彼女を見て全然大丈夫だと思いましたね」と与田の演技について明かしている。

「OUT」は、品川ヒロシの長編監督デビュー作で、興行収入20億円を記録した映画「ドロップ」の後日談。少年院から出所した井口達也は、西千葉で焼肉店を営む親戚に引き取られることとなった。見知らぬ土地での生活が始まった達也だが、出所初日に暴走族の副総長である安倍要とタイマンでけんかをしてしまう。けんかには勝ったものの、少年院に戻りたくない達也と、負けたことを知られたくない要は、けんかを秘密にすることで合意。2人は交流を深めていく。倉悠貴、醍醐虎汰朗、水上恒司、与田祐希らが出演する。

【作品情報】
OUT
2023年11月17日(金) 全国劇場公開
配給:KADOKAWA
©2023『OUT』製作委員会

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