“勘違い親孝行”しているかも? 実家や義実家が“ありがた迷惑”に感じたこと #2「“見える”のがストレスで…」

成人して結婚し家庭を持てば、育ててくれた自分の親や配偶者の親にも感謝の気持ちを伝えたいと思う人は多いもの。

でも、純粋に「喜んでもらえる」と思ってやったことが、向こうにとっては逆に負担になる場合もあり、親孝行は簡単ではないときもあります。

実家や義実家が実はありがた迷惑に感じた「勘違い親孝行」には、どんなものがあるのでしょうか。

「次男は結婚後に同じ市内に家を建て、お嫁さんも程よい距離感でお付き合いができていたと思います。

流れが変わったのは孫が産まれてからで、お嫁さんが赤ちゃんを連れてこちらに遊びに来てくれるのですが、抱っこからオムツ替えから、全部私や夫になぜかお願いしてきました。

赤ちゃんの世話をさせるのが親孝行と思っているようで、『もっと抱っこしてもらっても大丈夫ですよ』『お散歩に行ってきます?』とあれこれ言われるのですが、正直に言えば私はそこまで一緒にいたいとは思わないのですよね……。

孫は確かにかわいいしお嫁さんの気持ちはうれしいし、育児が大変なのもわかるから手伝うのは全然嫌ではないのですが、『させてあげる』が見えるのがストレスで。

孫と過ごすのは楽しいですが、お世話がメインになると体力も気も使うし、お嫁さんが遊びに来るとわかるとちょっと気が重くなる自分がいましたね。

私と夫が赤ちゃんの世話をしている間、お嫁さんはスマホを見たりダラダラしたりするわけじゃなくて、ずっと一緒にいるのを見ると、本当に旦那の実家への親孝行と思っているのがわかります。

それもプレッシャーで、嫌味にならないよう言い方に気をつけながら大変なことを息子に伝えました。

それからは遊びに来る頻度が減って気がラクになりましたが、こんなすれ違いはどうすればいいのか、好意とわかるだけに拒否はしづらいものだなとしみじみ思います」(50代/専業主婦)

義実家は孫の世話を喜ぶはず、と考える人は実際に見ますが、義母や義父の本音をきちんと知るのが正解です。

「させてあげる」ではプレッシャーもあり、楽しいはずの孫との時間がストレスになると本末転倒ですよね。

好意であり一緒に育児をしたいと思っても、まずは義実家の状態や気持ちを確認する姿勢が居心地のいい距離になるのではと感じます。

(ハピママ*/ 弘田 香)

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