プロ野球のSMBC日本シリーズ2023は28日、京セラドーム大阪で第1戦が行われ、1985年以来2度目の日本一を狙う阪神が、2年連続6度目の頂点を目指すオリックスに8-0で先勝した。
阪神は南あわじ市出身の村上頌樹（しょうき）投手が先発し、7回を無失点。ほかにも近本光司外野手（淡路市出身）、坂本誠志郎捕手（養父市出身）ら、地元・兵庫県出身選手の活躍が光った。
阪神は五回、近本の適時三塁打などで4点を先制。近本は「先制点を取ることができてチームもいい雰囲気でしたし、自分自身も良い流れに乗ることができた」とコメントした。
六回には坂本が「食らいつく気持ちでついていった」と適時二塁打を放つなど、3点を追加。その後もリードを広げ、オリックスに快勝した。
日本シリーズは全試合がナイターで行われ、どちらかが4勝した時点で終了。第3～5戦は西宮市の甲子園球場に舞台を移し、第6、7戦は京セラドーム大阪に戻る。関西を本拠地とする球団同士が頂上決戦でぶつかるのは、南海（現ソフトバンク）が阪神に4勝3敗で競り勝った1964年以来、59年ぶり2度目。
