〈いしかわ百万石文化祭2023〉總持寺祖院、光と音彩る ホコ天、マルシェも盛況

山門を舞台に繰り広げられたライブ=輪島市門前町の總持寺祖院

  ●能登各地で多彩イベント

 国民文化祭(いしかわ百万石文化祭2023)は28日、能登各地で多彩な催しが繰り広げられた。輪島市は地域文化発信事業「輝く文化のパビリオン」の第1弾となる「禅の里秋祭り」を曹洞宗大本山總持寺祖院で開催。祖院の山門を舞台に音楽ライブやデジタルアートが繰り広げられ、大勢の来場者が光と音の祭典を堪能した。

 レゲエバンド「ASOUND(アサウンド)」のボーカルARIWAさんが境内にしっとりと歌声を響かせ、奄美大島出身の歌手里アンナさんとドラマー佐々木俊之さんが心に染み渡るメロディーを届けた。

 ライブの後は、高さ約18メートルの山門をスクリーンに極彩色の花などを映し出すデジタルアートが行われ、幻想的な雰囲気に包まれた。

 周辺の總持寺通り商店街は歩行者天国となり、ダンスショーやDJパフォーマンスのほか、アパレルやエスニックフードなどの露店に若者が詰めかけた。地元の商店主らでつくる総持寺通り協同組合のマルシェ(北國新聞社後援)も同時開催され、各店が軒先やテントで商品を並べた。門前高生徒によるアンテナショップも人気を集めた。

 29日もデジタルアートとマルシェが催され、正午から歩行者天国となる。

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