一関とベトナム・ハノイ電機短大、連携協定 学生就職や研究交流

ベトナムからの人材受け入れや交流などで協定を結んだ関係者

 岩手県一関市と一関高専、一関商工会議所は27日、ベトナムのハノイ電機短大と連携協定を結んだ。現地の学生のインターンシップ(就業体験)や将来的な就職の受け入れ、研究交流などを包括的に進める。

 協定は▽人材育成▽学生の交流▽産学官連携―など7項目。具体的には市内企業での学生のインターンシップや高専の学生との交換留学、互いの強みを生かしたビジネスの創出、卒業後の就職などを想定し、市は受け入れ環境を整備する。

 同短大は公立の職業訓練校で、機械加工や電機、自動車、IT、農業分野などの教育や訓練を行う。3千人以上の学生が在籍し、卒業生は国内のほか日本や欧州の企業などで働いている。7月に一関市の佐藤善仁市長や企業関係者がベトナムを訪問した際に、短大側から協定の提案を受けた。

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