多世代交流「あしろマルシェ」初開催 29日、八幡平でイベント

白いペンキでJR荒屋新町駅の待合室を塗装する子どもたち

 岩手県八幡平市安代地区の若手事業者らは29日、地域活性化を目的とした多世代交流イベント「あしろマルシェ」をJR荒屋新町駅前で初開催する。一環でリニューアルした駅舎をお披露目し、多彩な催しを展開。新型コロナウイルス禍で交流の場が減少する中で永続的に続く形を目指し、地元の子どもらに古里の魅力や愛着を感じてもらう。

 本番に向けた準備として、21日は地元の小中学生約25人が同駅の事務室や待合室の内壁の塗装を体験。築96年の歴史ある建物で、子どもたちは白いペンキをローラーやはけに付け、真剣な表情で塗った。

 イベントでは餅まきやラムネ早飲み大会、花火などにぎわいをもたらす企画を予定し、地元食材を使ったバーベキューも実施。JR盛岡支社と連携し、DIY(日曜大工)で改装した駅舎のお披露目式、鉄道関連写真や備品の展示会も開く。

 イベントは正午から。問い合わせは同団体メンバーの橋本駿さん(新安比温泉静流閣、0195.72.2110)へ。

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