歩いて上山の魅力を再発見 歴史的スポットや建物巡る

上山城周辺の坂にまつわる由来などに理解を深めた=上山市

 歴史的なスポットや建物を巡って地元の魅力を再発見する散策イベント「ドキドキ!上山 景観探険まちあるき」が28日、上山市の上山城周辺で行われ、参加者が城下町の景観づくりなどについて理解を深めた。

 県が昨年度から県内自治体と連携・企画し、3回目。県景観地域づくりアドバイザーの熊坂俊秀さん(山形市)が講師を務め、市民ら約60人が参加した。上山城周辺約3キロを歩き、城下町の特徴として11の坂があることなどを学んだ。

 国の登録有形文化財の旧梅津歯科医院や観音寺などに立ち寄り、説明に耳を傾けた。上山市出身の団体職員森谷真紀子さん(49)=山形市高堂=は「街中を歩くのは小学生以来。新しい発見があった」と話し、古里の良さを実感していた。

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