「いつもの電車」で運転体験 パンタグラフの昇降も ふるさと納税で川越市とJR東日本大宮支社 来月から

運転が体験できるE233系車両(JR東日本大宮支社提供)

 埼玉県川越市とJR東日本大宮支社は11月1~12日、電車の運転体験を返礼品にしたふるさと納税を受け付ける。寄付額は13万円で、市外に住む20歳以上を先着4人募集。

 運転体験を返礼品にした企画はほかの自治体と支社では行っているが、川越市と大宮支社は初めて。同支社が販売する体験型商品と、ふるさと納税を組み合わせた。

 寄付した人は同市並木のJR東日本川越車両センターで12月10日、埼京・川越線に乗務する運転士の指導を受けながら、センター内の約500メートル区間1往復を運転操作できる。使用するのは、同線を走行しているE233系車両。車両整備を担当する社員のアドバイスで、パンタグラフの昇降なども体験できる。時間は第1回が午前9時半~午後0時半、第2回が午後1時半~同4時半。

 寄付は「JRE MALLふるさと納税」のウェブページから申し込む(11月1日は午前10時再開予定のサイトリニューアル後に受け付け開始)。市財政課は「本市は体験型返礼品に力を入れている。ふるさと納税を通して川越を訪れ、市内の観光も楽しんでほしい」と話している。

 問い合わせは、同課(電話049.224.5618=平日午前8時半~午後5時15分)へ。

© 株式会社埼玉新聞社