打撃好調のマルテ プレーオフ17試合連続安打は史上4人目の快挙

ワールドシリーズ第1戦で延長戦の末に惜しくも敗れたダイヤモンドバックスだが、打撃好調を維持している正二塁手ケテル・マルテが史上4人目となるメジャータイ記録を樹立した。マルテは5回表一死2塁の好機で迎えた第3打席でセンターへのタイムリー二塁打を放ち、これでプレーオフ17試合連続安打に。すでにプレーオフ初出場からの連続試合安打記録は更新しているが、「初出場から」という条件を除いても、史上4人目のメジャータイ記録となった。

プレーオフ17試合連続安打は、ハンク・バウアー(1956~58年)、デレック・ジーター(1998~99年)、マニー・ラミレス(2003~04年)に次ぐ史上4人目の快挙。もしワールドシリーズ第2戦でもヒットが出れば、「プレーオフ初出場から16試合連続安打」に続いて「プレーオフ18試合連続安打」という2つ目のメジャー新記録を樹立することになる。

「チームの勝利に貢献することに集中しているが、記録のことは頭にあった」と語ったマルテは、メジャー3年目(ダイヤモンドバックス移籍1年目)の2017年にプレーオフ初出場。この年、チームはワイルドカード・ゲームでロッキーズを破ったあと、地区シリーズでドジャースにスイープ負けを喫したが、マルテは全4試合でヒットを放ち、17打数7安打、打率.412、1本塁打、OPS1.236の活躍を見せた。

今季はそれ以来6年ぶりのプレーオフ出場となったが、ワイルドカード・シリーズ2試合、地区シリーズ3試合、リーグ優勝決定シリーズ7試合すべてでヒットを放ち、「プレーオフ初出場から16試合連続安打」のメジャー新記録を樹立。リーグ優勝決定シリーズではMVPに選ばれた。ワールドシリーズ第1戦でもヒットが出て、ここまで13試合で58打数20安打、打率.345、2本塁打、OPS.953をマーク。1番打者ないし2番打者としてリーグ王者・ダイヤモンドバックスの打線を牽引している。

しかし、マルテが目指すものはヒットではなく勝利である。「まだたくさん試合が残っている。まだレンジャーズは1勝リードしただけだ」と第2戦以降の巻き返しを誓った。

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