Dバックス・グリエルJr. 史上10組目の「兄弟WS制覇」の快挙へ

ダイヤモンドバックスのルルデス・グリエルJr.には珍しい記録を達成するチャンスがある。兄のユリ・グリエル(マーリンズ)はアストロズ時代の2017年と2022年にワールドシリーズ制覇を経験しており、「兄弟ワールドシリーズ制覇」を達成する可能性があるのだ。エライアス・スポーツ・ビューロー社によると、「兄弟ワールドシリーズ制覇」を達成したのは過去9組。ちなみに、ベンジー、ホセ、ヤディアーのモリーナ3兄弟は史上唯一の「3兄弟ワールドシリーズ制覇」を達成している。

エライアス・スポーツ・ビューロー社は、第1回ワールドシリーズが行われた1903年まで歴史をさかのぼり、ワールドシリーズを制したチームで1試合以上プレーした選手を対象に調査を実施。その結果、「兄弟ワールドシリーズ制覇」を達成したのは以下の9組だった。

アイリッシュ・ミューゼル(1921~22年ジャイアンツ)
ボブ・ミューゼル(1923年・1927~28年ヤンキース)

ディジー・ディーン(1934年カージナルス)
ポール・ディーン(1934年カージナルス)

モート・クーパー(1942年・1944年カージナルス)
ウォーカー・クーパー(1942年・1944年カージナルス)

ハブ・ウォーカー(1945年タイガース)
ジー・ウォーカー(1935年タイガース)

クリート・ボイヤー(1961~62年ヤンキース)
ケン・ボイヤー(1964年カージナルス)

ヘスス・アルー(1973~74年アスレチックス)
マティ・アルー(1972年アスレチックス)

リバン・ヘルナンデス(1997年マーリンズ:MVP)
オーランド・ヘルナンデス(1998~2000年ヤンキース、2005年ホワイトソックス)

ベンジー・モリーナ(2002年エンゼルス)
ホセ・モリーナ(2002年エンゼルス、2009年ヤンキース)
ヤディアー・モリーナ(2006年・2011年カージナルス)

J・D・ドリュー(2007年カージナルス)
スティーブン・ドリュー(2013年レッドソックス)

なお、ウィルソン・コントレラス(カージナルス)はカブス時代の2016年、ウィリアム・コントレラス(ブリュワーズ)はブレーブス時代の2021年にワールドシリーズ制覇を経験しているが、ウィリアムが2021年のワールドシリーズで1試合もプレーしなかったため、エライアス・スポーツ・ビューロー社は今回のリストからコントレラス兄弟は除外している。

初戦は接戦の末にサヨナラ負けを喫したダイヤモンドバックス。ここから巻き返して球団史上2度目のワールドシリーズ制覇を成し遂げれば、グリエル兄弟は「兄弟ワールドシリーズ制覇」の仲間入りを果たすことになる。

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