松浦水軍まつり盛況 29日まで ステージイベントやグルメなども

来場者でにぎわう物産展のブース。午前中は松浦党を装った武者が会場を練り歩いた=松浦市文化会館

 長崎県松浦市の秋を彩る「第21回松浦水軍まつり」(同まつり実行委主催)が28日、同市志佐町の市文化会館周辺で開かれ、ステージイベントやグルメを販売する飲食ブースなどでにぎわっている。29日まで。
 午前10時の開会では、蒙古襲来(元寇(げんこう))で活躍した「松浦党」を装った武者の勇ましい勝ちどきで開会を宣言。会場周辺には飲食店や物産販売の出店が並び、午前中は武者たちがブースのそばを練り歩いて来場客を楽しませた。ステージでは保育園児らのエイサーやマーチングなどのパフォーマンス、市のイメージソング「青のまち」を歌う同市のシンガー・ソングライター、岩佐一成さんによるライブなどで盛り上がった。
 この日だけの特別企画として、建設が進む西九州自動車道松浦佐々道路の松浦4号橋(同市志佐町)で見学ウオーキングも実施。参加者は地面にチョークで絵を描いたり、普段歩けない場所からの特別な眺めを体験。家族5人で歩いた市立志佐中1年の松浦煌ノ助さん(13)は「海がきれいに見えた。道路が造られる過程を知って面白かった」と話した。
 29日は武者行列、松浦よかとこ大使の就任式、YOSAKOIのステージなどがある。

建設が進む西九州自動車道松浦佐々道路の松浦4号橋から臨む景色や絵を描いて楽しむ参加者=松浦市志佐町

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