九州高校野球 長崎日大1回戦敗退 大分舞鶴に1-2

 第153回九州地区高校野球大会第1日は28日、福岡県久留米市野球場などで1回戦4試合が行われ、長崎第1代表の長崎日大は大分舞鶴に1-2で逆転負けし、3年連続の選抜大会出場は絶望的となった。
 来春の甲子園出場校を選ぶ重要資料となる大会。九州からの選抜出場枠は4で、今大会4強以上で有力となる。
 長崎日大は0-0の七回、先頭三丸の内野安打と四球、林田の犠打で1死二、三塁とし、小嶋の右犠飛で先制。だが、八回1死から3連続で単打を許して同点に追いつかれると、九回2死無走者から中前打と決勝の左中間適時二塁打を浴びた。その裏、1死で加藤が中前打で出塁したものの、後続が凡退。9イニングで散発5安打と打線が最後まで振るわなかった。
 このほか、熊本国府は飯塚(福岡)を6-2で下して大分舞鶴との準々決勝へ進出。日南学園(宮崎)は有田工(佐賀)に延長十一回タイブレーク10-9で競り勝ち、神村学園(鹿児島)は沖縄尚学を9-1の七回コールドで下した。開会式では長与二中出身で東海大福岡の井上和樹主将が選手宣誓した。
 第2日は29日、同球場などで1回戦残り4試合を実施。長崎第2代表の海星は小郡市野球場の第1試合(10時)で大分王者の明豊と対戦する。

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