東北楽天・松井裕樹、北海道日本ハム・上沢直之がメジャー挑戦へ

今季終了後にメジャー挑戦の可能性がある選手としては、山本由伸(オリックス)や今永昇太(横浜DeNA)の名前がさかんに取り沙汰されているが、松井裕樹(東北楽天)は海外FA権を行使して、上沢直之(北海道日本ハム)もポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指す方針を固めたようだ。一部メディアでは、投手陣の補強が急務となっているカージナルスが左のリリーフとして松井に興味を示していることがすでに報じられている。

まもなく28歳の誕生日を迎える松井はプロ入り10年目の今季、東北楽天のクローザーとして59試合に登板し、2勝3敗39セーブ、8ホールド、防御率1.57、72奪三振の好成績をマーク。MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシ記者によると、メジャー各球団は「7回を任せられるセットアッパー候補」と評価しているという。今季は57回1/3を投げて与四球を13個に抑え、与四球率2.04を記録。制球力が向上していることも高い評価につながっているようだ。

カージナルスは投手陣の補強が今オフの最優先課題となっており、ジョン・モゼリアック編成本部長は先発投手3人、リリーフ投手2人の獲得を目指す意向を示している。チーム内に今季40試合以上に登板した左腕は1人もおらず、松井はリリーフ左腕不足を解決する切り札となるかもしれない。

来年2月に30歳となる上沢はポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指すことを発表。プロ入り13年目の今季は24試合に先発して自己最多の170イニングを投げ、9勝9敗、防御率2.96、124奪三振をマークした。モロシ記者によると、メジャー各球団の上沢に対する評価は「先発4~5番手、またはロングリリーフ」というもの。球威に欠けるため、それほど高い評価は得られていないようだ。場合によっては、マイナー契約からのスタートとなる可能性もありそうだ。

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