11月になっても西・東日本は夏日続出 3連休最終日は広い範囲で雨予想

 きょう29日(日)も東日本から北日本にかけては、晴れていても急な雷雨となるおそれがある。天気の急変に注意が必要だ。
 週明けあす30日(月)以降の西日本や東日本は安定して晴れる日が多く、週後半は11月になっても25℃以上の夏日が続出する予想。なお、3連休最終日の5日(日)は広い範囲で雨が降る見通しのため、西日本や東日本では連休初日と2日目の晴れ間を有効に使いたい。

東・北日本 上空寒気の影響続く

 きょう29日(日)も、東日本や北日本は上空に流れ込む強い寒気の影響が続く見通し。特に北陸、東北や関東を中心に発雷確率が高く、夕方にかけて晴れ間があっても急な激しい雨や落雷などに注意が必要。竜巻などの突風や降ひょうのおそれもあるため、空模様の変化に注意したい。

 昼間の最高気温は、西日本や東日本では22℃前後の予想。晴れているうちは過ごしやすいが、急な雷雨のあとや日が暮れると急激に肌寒くなるため羽織る物や上着があると安心だ。北日本は前日より低い所が多く17℃前後の予想。

西・東日本 週後半は日差しと暖気で気温上昇

 週明けのあす30日(月)以降は、西日本や東日本では高気圧に覆われて晴れる日が多い見込み。加えて、週後半は上空1500メートル付近に9℃と晴れれば地上付近で25℃前後になるような暖かい空気が流れ込むため、西日本や東日本の最高気温は11月になっても25℃以上の夏日が続出しそうだ。

 東京都心の最高気温は11月2日(木)から4日(土)にかけて連日25℃の予想で、過去最多となっている年間の夏日日数をさらに更新する見通し。
 3日(金)文化の日からの3連休は、初日と2日目の昼間は半袖など薄着で過ごせる所が多くなりそうだ。朝晩はこの時季らしく冷えるため一日の気温差が大きく、体調管理や服装選びには気を付けたい。

3連休 北日本は雨降りやすく最終日は全国的に雨

 北日本もあす30日(月)からあさって31日(火)にかけては安定して晴れ、昼間は日差しが暖かい見込み。ただ、11月スタートとなる1日(水)以降は大陸から低気圧や前線が度々近づくため、日本海側を中心に雨が降ったりやんだりになりそう。風が強まり、荒れた天気となるおそれもある。
 3連休最終日となる5日(日)は西日本や東日本も前線が通過するため、全国的に雨具の出番となる見通し。西日本や東日本では、3連休は初日と2日目の晴れ間を有効に使うとよさそうだ。

(気象予報士・鈴木悠)

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