大宮下した甲府がJ1昇格PO圏再浮上!下位は栃木がドローで残留争いは4チームに【明治安田J2第40節】

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29日、明治安田生命J2リーグ第40節の6試合が各地で行われた。

前節、今節土曜日の結果をもってFC町田ゼルビアのJ1昇格、J2優勝が決定したJ2だが、J1昇格プレーオフ圏を巡る戦いや残留争いは、今節もし烈を極めている。

5位・ジェフユナイテッド千葉(勝ち点61)は、残留争い渦中の17位・いわきFC(勝ち点44)とホームで対戦し、劇的な勝利を挙げた。

前半終了間際にいわきが退場者を出したことで、千葉は数的優位に。攻勢の中でも無得点のまま終盤まで差し掛かったが、途中出場の小森飛絢が86分に値千金の決勝点をマーク。前節の逆転負けを払拭した。

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)との兼ね合いも続く7位・ヴァンフォーレ甲府(勝ち点58)は、こちらも残留へ向けて勝利必須の21位・大宮アルディージャ(勝ち点39)とNACK5スタジアム大宮で顔合わせ。

後半に入って74分に鳥海芳樹、78分に中村亮太朗と立て続けにゴールを奪い、2-0で勝利。昨日黒星のV・ファーレン長崎(勝ち点59)をかわして6位へ浮上した。

J1昇格プレーオフ圏内を目指す直接対決、8位・モンテディオ山形(勝ち点58)vs9位・ザスパクサツ群馬(勝ち点57)の一戦は、1-1で迎えた後半アディショナルタイムに高橋潤哉が勝ち越し弾を奪い、山形が7位に浮上した一方、群馬は11位に後退した。

10位・ファジアーノ岡山(勝ち点56)は19位・栃木SC(勝ち点43)をホームに迎え、追い付いてのドローに。11位・大分トリニータ(勝ち点55)は13位・ブラウブリッツ秋田(勝ち点47)を2-1で下し、3試合ぶりの白星でPO進出に望みをつないでいる。

また、首位の町田は降格圏が決定しているツエーゲン金沢をホームで下し、優勝に花を添えている。

上記の結果、11位の群馬まではJ1昇格プレーオフ圏内への可能性を残し、残留争いは勝ち点「44」で並ぶ18位・栃木、19位・いわき、20位・レノファ山口FCと、勝ち点「39」の大宮に絞られた。

◆明治安田生命J2リーグ第40節
10月29日(日)
大分トリニータ 2-1 ブラウブリッツ秋田
モンテディオ山形 2-1 ザスパクサツ群馬
ファジアーノ岡山 1-1 栃木SC
FC町田ゼルビア 1-0 ツエーゲン金沢
大宮アルディージャ 0-2 ヴァンフォーレ甲府
ジェフユナイテッド千葉 1-0 いわきFC

10月28日(土)
清水エスパルス 1-3 ロアッソ熊本
ベガルタ仙台 1-1 レノファ山口FC
ジュビロ磐田 1-1 東京ヴェルディ
藤枝MYFC 1-0 水戸ホーリーホック
V・ファーレン長崎 1-2 徳島ヴォルティス

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