大規模地震想定し救助活動/岡山県北などで中国・四国ブロック緊急消防援助隊の合同訓練【岡山・鏡野町】

大規模災害の被災地へ救援に駆けつける中国・四国ブロック緊急消防援助隊の合同訓練が10月28、29の両日、岡山県北を中心に行われ、消防隊員らが大規模地震を想定したさまざまなケースの救助活動を確認しました。
中四国と兵庫県の消防隊員、岡山県北の消防団員をはじめ岡山県警、陸上自衛隊など関係機関から約1000人が参加。消防車両約150台にヘリコプターも加わりました。
29日はメイン会場・鏡野町の苫田ダム周辺で複数の訓練が並行して行われました。
大規模地震による土砂崩れで土砂に埋没した家屋や車に取り残された人を救助したり、地震による車の多重衝突事故で化学薬品が漏れ、負傷者が多数出た際のNBC災害の対応をしたりと、参加者は慎重に手順を打ち合わせした後、てきぱきと救助作業を行っていました。
緊急消防援助隊は阪神・淡路大震災の救援活動を機に発足し、消防庁長官からの指示などを受けて全国各地に出動します。2022年1月までに東日本大震災、西日本豪雨災害など計43回出動しています。

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