【天皇賞・秋】ルメール「イクイノックスは世界一」イクイノックス連覇!衝撃のレコードV

10月29日、東京競馬場で行われたG1、天皇賞・秋は、断然人気のイクイノックスが衝撃のレコードで連覇を達成。ロンジンワールドベストホースランキング世界一位の実力を余すことなく発揮。天皇陛下が観戦された大一番で圧倒的な強さを見せた。

天皇賞・秋、勝利ジョッキーコメント
1着 イクイノックス
C.ルメール騎手
「今日イクイノックスはすごく良いスタートを切りましたので、良いポジションを取れました。3番手で段々落ち着いてリラックスしていて、勝つことが出来ると思いました。(レコードタイムは)信じられないですね。ずっと良いペースでした。イクイノックスはゴールまで良いペースを維持することが出来ます。彼にとっては楽なことです。ほとんど完璧な馬ですね。乗ったら彼は自分の仕事をよく分かっているから、道中すごい乗りやすいですね。息も入るし、リラックス出来るし、その後は押してからすぐに反応するので、騎手にとってはドリームライドですね。今日、天皇様が来てくれて良かったです。すごく良い競馬を見せることが出来て良かったです。今日はすごく嬉しく思います。ありがとうございます。ファンの皆さん、今日は来てくれて本当にありがとうございます。イクイノックスは世界一です。今日は改めて彼の強さを見せることが出来て良かったです。ファンの皆さんの応援、本当にありがとうございます。またイクイノックスの騎乗の際には見に来てください」

レース結果、詳細は下記のとおり。

10月29日、東京11Rで行われた第168回天皇賞・秋(3歳上オープン・G1・芝2000m・1着賞金=2億2000万円)は、C.ルメール騎乗の1番人気、イクイノックス(牡4・美浦・木村哲也)が勝利し、G1・5連勝をマーク。昨年に続いて同レース連覇を達成した。勝ちタイムは1分55秒2のレコードタイム(良)。

2着に6番人気のジャスティンパレス(牡4・栗東・杉山晴紀)、3着に3番人気のプログノーシス(牡5・栗東・中内田充正)が入った。

世界最強G1・5連勝

2023天皇賞・秋 イクイノックスとC.ルメール騎手

イクイノックスが昨年に続いて天皇賞・秋を連覇、この勝利でG1・5連勝となり力の違いを見せつけた。単勝1.3倍、この豪華メンバーの中でも断然の1番人気に支持されきっちり人気に応えた。直線の走りは圧巻だった。他馬を寄せつけない完全な独走態勢に。ラストは流す余裕を見せての2馬身半差。スーパーレコードのおまけもついて、世界最強を示した。殊勲のルメール騎手は「安心しました。世界一の馬ですから、世界で彼の競馬が見られている。強さを見せられましたね」と同馬の走りを称賛した。

天皇賞・秋を勝ったイクイノックスは、父キタサンブラック、母シャトーブランシュ、母の父キングヘイローという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)シルクレーシング。通算成績は9戦7勝。重賞は2021年東京スポーツ杯2歳ステークス(G2)、22年天皇賞・秋(G1)、有馬記念(G1)、23年ドバイシーマクラシック(G1)、宝塚記念(G1)に次いで6勝目。鞍上のC.ルメール騎手は同レース5勝目、管理する木村哲也調教師は2勝目。

【全着順】
1着 イクイノックス C.ルメール
2着 ジャスティンパレス 横山武史
3着 プログノーシス 川田将雅
4着 ダノンベルーガ J.モレイラ
5着 ガイアフォース 西村淳也
6着 アドマイヤハダル 菅原明良
7着 ドウデュース 戸崎圭太
8着 エヒト 横山和生
9着 ヒシイグアス 松山弘平
10着 ノースブリッジ 岩田康誠
11着 ジャックドール 藤岡佑介

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