「今は、これが精いっぱい」 渋野日向子のもどかしい1週間

渋野日向子は上位進出を目指したが…(撮影/谷口愛純)

◇米国女子◇メイバンク選手権 最終日(29日)◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6596yd(パー72)

ダブルボギーを4つ叩き、大きくスコアを落とした3日目。「開き直るしかない」と臨んだ最終日も納得のいく18ホールにはならなかった。69位から出た渋野日向子は5バーディ、3ボギー「70」でプレー。「アンダー(通算アンダーパー)まで頑張って持ってこようとしたけど、ダメだったので残念です」と1オーバー60位の成績を悔やんだ。

不安そうに見送る(撮影/谷口愛純)

「伸ばし合いのなかで、ショットに自信がないとこういう結果になってしまう」と、プレーオフに進んだ2人との22打差は遠い。2日目には「69」で回って30位に順位を上げたが、好スコアを並べられない状況に、「もうちょっと頑張らないといけない」ともどかしさをにじませた。

ショットへの自信を完ぺきには持てないまま、スタートの10番(パー5)から2打目、3打目が続けてラフにつかまり、アプローチで寄せてパーを拾ったが、次のショットに向かって歩く顔は下を向くことが多かった。

スタート前には笑顔も(撮影/谷口愛純)

それでも「前半はショットが付いてくれていた」と、11番(パー3)ではナイスショットを披露。池越えのパー3で、グリーンエッジから手前10ydに切られたピンの左1m弱に乗せてバーディを奪った。

前半を5バーディ、1ボギー「32」とスコアを伸ばし、後半に入った時点で通算1アンダー。目標としていたアンダーパーに持ち直したが、「後半はチャンスがあまりなかった」とショットでチャンスメークができず2ボギー。「もったいなかった」と振り返った。

次週は日本へ(撮影/谷口愛純)

「今はしょうがない。しょうがない、っていう言い方もおかしいけど、これが精いっぱいです」と、自身の気持ちをうまく表現する方法を探すように、慎重に言葉をつむいだ。

年間ポイントレースの暫定順位は81位になる見込み。来季シード(上位80位)圏内を目指す状況のなか、完全に気が休まることはまだない。次週は日本に帰り、アジアシリーズ最終戦「TOTOジャパンクラシック」(茨城・太平洋クラブ美野里コース)に参戦。「結果を求めなきゃいけない気持ちもありますけど、とりあえず楽しみたい」と話した。(マレーシア・クアラルンプール/谷口愛純)

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン