広島拘置所の建て替えに伴い、取り壊される壁画の保存を呼びかけようと、見学会が開催されました。
広島市中区の広島拘置所では29日、市民を対象に、壁画の見学会が開かれました。
壁画は1989年、広島出身の画家、故入野忠芳さんによって描かれました。
壁画は広島拘置所の建て替え移転のため、取り壊しが決まっています。
入野さんの遺族らは保存の機運を高めようと、「壁画保存の会」を立ち上げ、活動しています。
■見学者
「どのような形でも良いので残していけたらいいのではないのかなと、広島の大事な文化遺産じゃないのかなと思います」
遺族らは、歴史的な文化財だとして、壁画をデジタル化し、陶板画にして残すよう、市に要望しています。
【2023年10月29日 放送】