ユヴェントス、カンビアーゾの劇的ゴールでエラス・ヴェローナに勝利 アッレグリ監督も「試合に勝利し満足」と語る

写真:後半アディショナルタイムに決勝点を挙げたカンビアーゾ

現地時間10月28日、セリエA第10節のユヴェントス vs エラス・ヴェローナの試合がユヴェントスのホーム、アリアンツ・スタジアムで行われた。

13分にユヴェントスのモイス・キーンがミドルシュートを決めたが、ボールを受けたポジションがオフサイドと判定され、VARによりゴールが取り消される。後半に入り、53分にウェストン・マッケニーの右からのクロスにキーンが頭で合わせ、再びゴールネットを揺らした。今度こそユヴェントスの先制かと思われたが、VARによりその直前のキーンとダヴィデ・ファラオーニの競り合いがファウルと判定され、またしてもゴールは認められず。

その後も、ユヴェントスは攻勢を続けるがゴールを奪えず、時間が過ぎていく。スコアレスドローに終わるかと思われた90+6分、フェデリコ・ガッティのクロスにより生まれた混戦から、アンドレア・カンビアーゾがボールをゴールに押し込んだ。これが決勝点となり、ユヴェントスは辛くも1-0で勝利した。

アディショナルタイムに劇的なゴールを決めたカンビアーゾは、『スカイスポーツ』のインタビューに応じ次のように語った。

「非常に重要なゴールを決め、とてもうれしい。(暫定で)首位に立てたので、この勝利はとても大きい」

「(ゴール後、喜びを爆発させユニフォームを脱ぎイエローカードを受けたことに対して)あれは私のキャリアの中で最高のイエローカードだった。私たちはたくさんのチャンスを作った。VARが介入したキーンの2つのゴールは不運だったと思う。重要なのは勝つことだった。この勝利は継続性をもたらして、未来に希望を与えてくれるよ」

マッシミリアーノ・アッレグリ監督は試合後の記者会見にて「重要な勝ち点を得ることができて満足している」と語った。イタリアのウェブサイト『TUTTOmercato』が報じている。

「たくさんシュートを打って、失点はなかった。試合の最後まで秩序を保てたということは、良いプレーができたということだ。今日は簡単ではなかったが、あらゆる観点から素晴らしいパフォーマンスだった」

「我々のチームは、昨年と異なり経験が少ない。今日の試合に出場した選手のうち、タイトルを取ったことがある選手はわずか3人か4人だと思うが、私は勝利した選手のことを誇りに思う」

最後に、キーンのVARによって取り消されたゴール後の振る舞いについて言及している。

「キーンはVARによって2ゴールを取り消された後、愚かなイエローカードを受けた。だから私は彼をベンチに下げることを決めたのだ。今日は彼の試合ではないと思ったからね。常に冷静でいなければならない」

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