イスラエル、病院攻撃を警告 赤新月社が非難声明

パレスチナ自治区ガザに向けたイスラエル軍の砲撃=29日(ロイター=共同)

 【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザで救援活動を続けるパレスチナ赤新月社は29日、ガザ北部ガザ市にある系列のアルクッズ病院にイスラエル当局から、直ちに退避するよう警告があったと発表した。医療機関は国際人道法で保護対象になっているとして、イスラエルに圧力をかけるよう国際社会に訴えた。

 赤新月社によると、警告は電話で2回あり「退避しなければ、病院内の犠牲の責任は赤新月社が負う」と伝えられた。

 アルクッズ病院では数百人の患者が治療を受け、保育器に乳児もいるほか、約1万2千人の避難者も身を寄せている。

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