山田孝之、見どころは「水川あさみが五月蠅いなかの俺の芝居」

映画『唄う六人の女』の舞台挨拶が10月29日、映画館「大阪ステーションシティシネマ」(大阪市北区)でおこなわれ、出演する竹野内豊、山田孝之、桃果、武田玲奈、メガホンをとった石橋義正監督が登壇した。

竹野内豊とW主演の映画『唄う六人の女』の舞台挨拶に登壇した山田孝之(10月29日・大阪市内)

同映画は、マネキンが主演のドラマ『オー!マイキー』などで知られる映像作家・石橋義正が、監督・脚本・編集を担当。人里離れた森の奥地に2人の男(竹野内、山田)が監禁され、そこで物言わぬ妖しい6人の女性(水川あさみ、アオイヤマダ、服部樹咲、萩原みのり、桃果、武田玲奈)から奇妙な振る舞いを受け、なんとか脱走を図ろうとする物語。山田は、ひとり3役をこなした主演映画『ミロクローゼ』(2012年)以来となる、石橋作品の出演となる。

山田は、「6人の女が出てくるんですが、セリフが無いんですよ。セリフが無いなかで表現するは難しい」と語りつつ、「ただ、それよりももっと難しいのが、水川あさみといううるさいヤツが出てて。これが普段からすっごいうるさいんですよ。僕も22年前から知ってるんですけど、ずっとしゃべってる。今回、セリフがなくて(ストレスが)溜まってたのか、空き時間にべらぼうにしゃべるんです。『うるせえな、こいつ』って思ってるなかでも、集中してやった俺の芝居。よくできたなと思いますね」と、自身の演技を絶賛。

さらに、映画の見どころを尋ねられた山田は、「映像も音楽もすごい美しく、芸術作品としても楽しめます」と答えつつ、「あと、山田孝之の演技がうまい。山田孝之って、絶対こんな人じゃないのに、よくこんなことができるなと。現場では水川あさみがうるさかったのに、すごい集中力だなと。はぁ、すごいわ。ハッシュタグ山田孝之すごい、ということでもいいかもしれません」と、最後まで会場を沸かした。

出演者はほかに、竹中直人、白川和子、津田寛治、大西信満といった実力派俳優が名を連ね、主題歌はアニメ『進撃の巨人』シリーズを手がけた澤野弘之プロデュースのプロジェクト・NAQT VANE(ナクトベイン)が担当。同映画は現在、全国の映画館にて公開中。

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