3千発、夜空に大輪 加古川で花火大会、6カ所から打ち上げ

加古川の夜空を彩った花火=播磨町新島から

 兵庫県加古川市の風物詩「加古川まつり花火大会」が29日夜、開かれた。混雑による事故を避けるため、昨年に続いて打ち上げ場所を公表せず、6カ所に分散型して開催。計約3千発が打ち上げられ、秋の夜空を華やかに彩った。

 新型コロナ禍で3年ぶりの実施だった昨年は、混雑や感染対策として、5カ所に分散して開催。今年は加古川東側の5カ所、西側の1カ所が打ち上げ場所となった。

 午後8時に一斉に開始。赤や黄、緑などに光ったり、万華鏡のように色が移り変わったりするなど多彩な花火が夜空を染めた。明るい未来への祈りを込めて金色の大輪の連発もあり、約10分間の打ち上げで市民を魅了した。(斉藤正志、宮崎真彦)

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