治安機関批判、翌朝に謝罪 イスラエル首相

24日、記者会見に臨むイスラエルのネタニヤフ首相=エルサレム(ロイター=共同)

 【エルサレム共同】イスラエルのネタニヤフ首相は28日夜、イスラム組織ハマスによる7日の奇襲を事前に察知できなかった治安機関幹部をX(旧ツイッター)で批判し、戦時内閣メンバーから投稿内容を追及されると、29日朝になって「間違っていた」と謝罪した。

 イスラエルメディアによるとネタニヤフ氏は28日夜「私にはハマスが戦争を仕掛けるという警告は届いていなかった」とXに投稿した。

 それに対し、戦時内閣に加わるガンツ元国防相がXで「指導者は責任を示す必要がある。それ以外の言葉は国民の団結を壊す」と指摘すると、ネタニヤフ氏は先のメッセージを削除し「私は間違っていた。謝罪する」と投稿した。

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