5大優位性で「一帯一路」に貢献

陳茂波・財政長官は10月18日、北京で開催された第3回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムのグリーン開発に関するハイレベルフォーラムに出席した。22日の香港メディアによると、陳長官は香港が「一国二制度」の下で「祖国を後ろ盾として世界をつなぐ」という独特の利点を持っており、香港は「一帯一路」共同建設の積極的な参加者、貢献者、受益者であり、より大きな貢献ができると指摘。香港の現在の「5大優位性」として(1)より立体的に相互接続されたネットワークの構築、実務的な協力の実施(2)より質の高いインフラ建設の推進、グリーン開発の促進(3)科学技術イノベーションの促進、人的交流の支援(4)「人の絆」確立の推進(5)「一帯一路」構想の国際協力メカニズムの改善――を挙げた。

陳長官は、今後も陸上交通ネットワークの連結性を深化し続けることに加え、「一帯一路」構想の共同建設は「シルクロード海上交通」「空のシルクロード」も積極的に推進し、新交通網の建設を加速すると述べた。香港は国際海運と貿易センター、そして国際航空ハブとして、この分野で大きな可能性を秘めている。航空面では、広大で頻繁な国際線ネットワークや効率的な空港など、香港の優位性が特に際立っており、新型コロナ流行下でも香港の航空貨物量は依然として世界第1位となっていることを挙げた。現在、特区政府は新型コロナ流行後の輸送力の回復促進に全力を挙げており、年末までに新型コロナ流行前の水準の80%に達し、来年には完全に回復する見通しだ。陳長官はさらに、第3滑走路が完全に稼働すれば、滑走路の容量は50%増加し、2035年までに年間1億2000万人の乗客と1000万トンの貨物を処理するという目標を達成し、それが「空のシルクロード」の構築に役立つと付け加えた。

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