チェルシーOBが今夏のルカク放出を疑問視?「今のクラブは根本的に何かが間違っている」

写真:レンタル先のローマでゴールを量産するルカク

今季、チェルシーからローマへレンタル移籍で加入しているロメル・ルカクは、かつての恩師であるジョゼ・モウリーニョ監督の元でハイペースでゴールを重ね、セリエA得点王争いでも3位タイと好位置につけている。そのルカクのレンタル移籍について、チェルシーOBであるジョー・コール氏はクラブに残すべきであったと考えているという。イギリス『Mirror』電子版が伝えている。

チェルシーはシーズン開幕以降、得点力に大きな問題を抱えている。今夏に加入したクリストファー・エンクンクはシーズン開幕前に長期離脱が確定し、ビジャレアルから加入のニコラス・ジャクソンは10節終了時点でわずか2得点と、サポーターを満足させるには程遠い数字となっている。

この散々たるクラブの姿にコール氏は、「クラブを取り巻く様々な話題を耳にするが、結局のところ我々に欠けているのはゴールだ。ルカクについては、もう出て行ったわけだが、なぜあのタイミングで放出したのか疑問がある。インテルで成功し、エバートンやウェストブロムでも同様にゴールを決めたのに、なぜチェルシーではそれができなかったのか。そして、レンタル先のローマではゴールを量産している」

「我々は自分たちの問題についてもっと考えなくてはならない。 今クラブがどういった問題を抱えているのか。スッカドがアンバランスなこともあるが、今のクラブは根本的に何かが間違っている」

冬の移籍市場で、チェルシーはアイヴァン・トーニーやナポリのビクター・オシムヘンの獲得に動くと噂されるが、ポチェッティーノ監督がもう一人の攻撃的オプションにさらなる出費を望むかどうかはまだわからない。

【訂正】一部記載に誤りがありました。お詫びして訂正いたします(10月30日)

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